2006年10月14日土曜日

「ならず者国家」を読みました


北朝鮮が核実験をした。今回もいろんな憶測、情報がありますね。実は核実験は失敗していた、核にみせかけて別のものを爆発させた、成功して弾頭ももっている、などなど。もちろん最悪の場合を予想して準備すべきなんですが、、それにしても実はXXXとか本当はYYYでしたとか、どんな事件でもいっつもでてきますよね。悪事さえ、本当かどうかわからない困った国です。この本は、北朝鮮国民の生活、金一族の生活と権力委譲の様子など、かなり内部事情にせまる内容です。結構ページをめくるスピードがあがりがちです。
絶対権力をどうやって手に入れたのか、これをどう維持するかというテーマがメインになっています。もう恐怖政治の施策、手法のオンパレードです。
 好き勝手やっている中央権力の外で、一般国民は何百万人も死んでいるそうです。処刑、飢餓、現代国家ではかんがえられない理由で死んでいく人たちを考えると、たのむから早く崩壊してくれという気持ちになりますが、一方この体制でここまでやってきたいということは、簡単には倒れない国であることも指摘されています。なにかあったらソウルは火の海だとか、国がなくなるときは世界を道連れとか、狂った発言がありますが、あながち本気に聞こえるのが恐ろしい。今後も興味をもってみていこう。

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