2007年4月11日水曜日

[本]中国人の価値観



 中国人による中国人の価値観、考え方について解説している本です。中国、韓国に関する本は好きでいろいろ読んでますが、なんとなく偏見が多少はいっているというか、なぜそういう行動をとるのか?理由がしりたいのに、あまりうまく説明されている本がなかったのですが、この本は納得いく説明がなされています。
 儒教の影響、中国でビジネスする上で注意すべきことなど、具体的な事例を交えた対策が説明されています。日本人がよかれと思ってやることが、裏目にでたりっちゅうこともあるようですよ。
 前から思っているのですが、アジアのなかで中国はますます重要になっており、別につきあわなくてもいいやというわけにはいかない時代に大切なことは、お互いに理解しようとする気持ちなんだと思います。
 そういえば、温家宝首相がきましたね。氷を溶かしたいといっているわりには、滞在期間が短縮されたりしているようです。はてさて、先は長そうです。

2007年4月6日金曜日

[本]ITとカースト


輪廻転生ってしってますか。今の悪い生活を耐えることで、一生懸命主につかえることによっり、次、生まれ変わってカーストの上の位にうまれかわれるかもしれないと、いう考え方と、、。う〜、社会の上の方にいる人にとって都合のよい考え方だなぁと思います。一般的な日本人は、人生一回きり、やれることはやろうというのが、ごく普通の生きるモチベーションだと思いますが、輪廻転生だからいま、この地位に、この人生に納得しようと、いう考え方がインドをおおっているっちゅう、ことらしいですねぇ。
 一方、IT産業は、カーストを超えた、できるやつがやろうという、ことで、盛り上がっているみたいです。自由経済、民主主義のなかで、これだけもりあがっているのは、やはり政治の力が、結果的には良い方向にはたらいているのでしょう。
 識字率が6割とか、社会全体でみると、まだまだ先があって、だからまだ可能性が高い国なんでしょう、本当に、とても魅力を感じます。
 インドを経済面からのぞく、読みやすくてよい本だとおもいますよ。おすすめ。
 あ、伊藤洋一さんの本は、全般的に好きです。