2008年12月23日火曜日

「包帯クラブ」読んでみた

 人は人の傷がわかるように、それを感じると不快に感ずるようにできているのかもしれない。そうじゃないと生き残れないから、、じゃないかな。
 このタイトル、ずいぶん前に映画のタイトルとして聴いて、印象的だったので、名前だけは覚えていました。結局、映画も本も当時はみなかったのですが、なんか図書館サイト検索してて目に留まったので借りてみた。
 人が心の傷を受けた場所に包帯を巻いてみると、救われる、、、、かもしれない、という活動をするクラブの話。実際自分は人の傷や痛みをわかろうとしてるかな?嫁さん、子供、両親、同僚に対してどこまでわかろうとしているだろ?冒頭に書いた通り、人が傷つくところはみたくないし、傷ついてほしくもないのですが、これって見ようとしなければみないでもすむ話で、それって傷つけているのと同じじゃないのか?あまり難しく考えることでもないのですが、あんまり悩むと世界の悩みをしょって立つ気になりそうで重い。テレビで飢えている子供達を見たときに、かわいそう、、と思う自分がいやだったり、そう思うならなんか行動しろよ!!と思ったり、だから容易にかわいそうと思わないようにしたりします。でも、人はひとりで生きられなくて、周りがうまくいっていないと自分も幸せになれないわけで、だとしたら人の傷を癒したり助けたりという人間の感情は、きっと生存のために必要な本能みたいなものなんだろうと思います。
 なんかいろんなことを考える。人の傷をいやすことで、自分も満足したりするのはわがまま?ボランティアとかに参加する理由で、「人の役に立ちたいから」という人がいます。私は違う、人に役にたつことをする自分をほめてもらったり感謝してもらったりして気持ちよくなりたいから、、これって間違ってる?偽善なのかなんなのか、少なくとも人に尊敬されて気持ちよく生きたいからかっこつけていきます。あ、人がかっこいいとおもってくれるかじゃなく、自分がかっこいいと思う行動をするということです。変に人の役にたとうという人より、ひとの役に立って感謝されると気分がいいよ、といってくれるほうがやる気になると思うのです。
 今日は、なんか支離滅裂、、
 軽くよめて、結構おもしろくて、なんか深くじゃないけど、ちと考えさせる本です。

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