2008年5月1日木曜日

「イントゥルーダー」高嶋 哲夫 著

 サントリーミステリー大賞/読者賞ダブル受賞作ということで、期待して読ませていただきました。ある日突然、身に覚えのない"息子さん"が重体ですといわれ、戸惑う一流コンピュータ会社の副社長。この後に巻き込まれる原子力発電所にまつわる犯罪はエンターテイメントとして面白い。ある重体の息子がつかんだ原発の秘密情報を巡り、コンピュータを駆使してその情報を突き止め、入手していくのですが、、、、
 IT関連におつとめの方にはそのあたりの描写がちとチープで、壮大なエンターテイメントの世界にどっぷりつかりきれないです。んーおしい、、話の展開は面白いだけに、もう少し細かいディテールを描写してもらえるともっともっと入り込めたかと思うのですが。
 すこし残念でした。

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