2009年2月14日土曜日

本「主張せよ、日本」をよんでみた

 私もそういうところありますが、以心伝心というか、口を開かないことで意味を伝えるということがありますよね。日本人全般にそうだと思います。仕事でなにかクレームを受けるとき、言葉すくなにいわれるほど、問題の大きさや影響を感じたりしますし、喜びもあまりに大げさに表現するとわざとらしい、感情を表に出さないことで逆に喜んでいることを感じさせたり、そんなめんどくさい日本人ですが、すごくすてきな文化だと思っています。
 さて、国際社会ではそんなことは通用しないというお話。中国や韓国の根拠亡き主張に対し、日本人としてはあきれかえってなにもいえないということですが、だまっていることでうそが本当になってしまう。間違いは間違いであると主張することは、こと国際社会ではいかに大事かということを国際的に活躍する新聞記者であった著者が主張しています。大変に同意できる。
 これまでの日本政府の対応でのまずい点とともに、主張しないことで具体的にアメリカでどんな影響がでているのか?マイケルホンダ議員の活動の源泉や狙いなどが記述されており、あのときのあれはそうなのか?と特に安倍政権下の日本で起きた外交問題が少し見えてきます。安倍元首相の主張や方針がまっとうであったことはいまになって多少は理解できました。なぜもっとマスコミ、ひいては世論が後押しできなかったのか、、自分に物事の本質を見る目が必要だと反省してしまいました。いま、麻生内閣でいろんなことが起きていますが、なぜあんな発言をしたのか、どうみてもたたかれるのになぜ?ということを考えるとともに、マスコミもおもしろおかしさだけでなく、発言の背景を解説してもらえると、もっと良く、、もっと面白い社会になると感じた。うらの裏まで読んでみよう!
 

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